270日目 チョコレートの原料、カカオの実(2021/10/27)
私の住む地区にはカカオ農場がある。
本物のカカオを見たことがないとCPに言ったところ、学校巡回ついでにカカオの実をゲットしてくれた。
カカオの実。
半分に割ると中はこんな感じ。
白い実は生で食べられる。
(食べられるというよりは飴みたいに舐められる)
噛むととても苦い。
白い実を発酵させて乾かす。
この後、ローストして、皮を取り除いて、すり潰して…..とチョコレートを作っていくらしい。
一番驚いたことは、カカオの実が木の幹からも生えていたこと。
前に
「カカオを生産している村の子供達は、チョコレートを食べたことがない。」
みたいなブランディング広告を見かけたことがあるけれど、私の住んでる地域だけを見ると、それは嘘じゃないかと感じる。
よく食べられているお菓子にココがあって、カカオ豆から作られたチョコレートアイスのようなもの。
これがたった50ペセワ(10円)で買えるし、果ての村でも見かけるので、食べたことがないわけないと思う。
買えなくても、余ったカカオで作れるわけだし…。
ガーナは暑いので、口どけのよいチョコレートがなく、チョコレート好きの私でもあまり食べたい気持ちにならない。
なので、正しくは
「カカオを生産してる村の子供達はチョコレート味はよく知っているが、チョコレートという形態では食べたことがない。」
だよなあ、と思った。