138日目 番外編活動② 大人気?!おりがみ手裏剣…(2021/06/16)
「ちょっと電話してくるわ。」
と教室から先生がいなくなる。
ああ、このパターン知ってるぞ….先生帰って来ないやつだ…。
(今回は1時間くらい帰って来なかった。)
悪気なくいなくなるんだよね…..。笑
座っていられなくて、私の周りに集まってくる生徒たち。
大丈夫、今日は仕込みは万全。
こんな時のために「おりがみ」持ってるから!!!
先生もそんな遅く帰って来ないだろうし、20分程度の時間つぶしに教えてあげよう、と意気揚々と取り出したが最後….
クラス中の生徒が大歓喜してしまった….。
おりがみを教えてもらえるということより、色のついた紙がもらえるということがまず嬉しかったみたい。
小学2年生のテンションなめてた….。
周りに集まった子達に教えるつもりが、ほぼ全員が紙をもらいに殺到したのでクラス全員に教えることになり、授業のような形に。
「ハートとスター(手裏剣)どっちがいい?」
と聞くと、
「スターー!!!!」
とのことで手裏剣づくり開始。
小学2年生、40人。小2といってもきっちり年齢別というわけではないので7歳~10歳くらい。
結論から書くと、大失敗の授業になってしまった。
まず手裏剣の第一工程、紙を半分に切る、ができない。
その時点で、「これはやばいぞ…。」
と思ったけれど後戻りできない。
とりあえず、一人一人に紙の最初の切れ目を入れてあげて、ようやくみんなの紙が半分に。(そのうち数人はビリビリに…)
第2工程、この形を作ろう!
もう半分くらいできない。
端を揃えられない、違う形になってしまう。
目の前で見せて真似してもらっても、なぜか違う形になる。
もう紙を切っちゃったから手裏剣から後戻りできないぞ….。
(半泣き)
そうこうしているうちに先生が戻って来た。
普段の授業をして欲しかったので、授業を止めようとするとせっかくだから続けてよ!ってことで継続。
第3工程、この形を作ろう!
ほぼ誰もできない。自分でできた子が40人中2人くらい。
最終工程、に行こうとするも第3工程がめちゃくちゃなので、綺麗に作った2人以外はほぼ難しそう….。
ということで、授業継続を諦めることに。
この時点で30分くらい教えてて、完成までやると1st休憩までの午前の授業時間、おりがみしかしてなかったことになってしまう。
先生に今回の授業内容は子供達に難しすぎたことを伝え、今度簡単なものを教えるから今日はここまででやめると伝えて授業バトンタッチ。
完全に私の選択ミス….。
そうだよね、初めてのおりがみだもんね…。
日本人の私に即興でダンス踊れってくらい難しいよね…..。
と、反省し、中途半端な紙屑のようなパーツたちを子供達にもたせておくのも申し訳ないし、完成させて欲しいと持ってくるので、みんなが途中まで頑張ったパーツで手裏剣大量生産…。
【私に折られ待ちのおりがみ行列】
何をやってるんだか。笑
今から思い返すと、長方形からハートとか違うもの作るようにに変えたらよかったな。
今回の授業ですごく驚いたのが、多くの生徒が自分でやろうとしない。
「Do it for me.」(私のためにやって!)
と私にやってもらおうとする。
それに目の前で一緒に手を動かしてやってみても同じように形作るのが難しい。
なんでや…..。
今回の反省は2つ。
1つ目の反省は手裏剣難しすぎた。
次、おりがみを教える時はもっと簡単なものにしよう。
2つ目の反省は子供達の発達段階に関する勉強不足。
何歳でどの程度のことができるのかもっと知らなきゃ。
一応、手裏剣は5-6歳でできるはずなんだけど(ネット情報)、もう少しガーナ人の得意不得意や初めてやるっていうことを踏まえて考えるべきだった。
今回の反省は今後の保健指導するときに生かそう。
何はともあれ、手裏剣をGetできた子供達はとても嬉しそうでした(苦笑)