国際保健 ガーナ300日生活

国際保健 ガーナ 300日生活

学校保健 in Ghana🇬🇭

201日目 活動の感想②(2021/08/18)

 

 

 

 

小学生が夏休みに入って、中学校に行き始めたけれど....

 

なかなか厳しい......

 

 

小学校はクラスごとに先生がいるので、11クラスずつ回れば、生徒の1日の様子がわかり、休み時間に話したり授業を手伝ったりすることで、先生達との関係性も1人ずつ作れる。

 

中学校になると、先生は教科ごとなので1クラスに入れ替わりで先生が入る。

 

職員室では先生達は丸付けしたり、先生同士で話したり、生徒を呼び出して叱ったり、忙しそう。

 

それに生徒もペーパーテストの前の勉強で忙しそう。

 

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先生達からは

「あなたは何の教科を教えられるの?」

と聞かれ、教科担当じゃなくって学校保健としてね...と話しても、そもそも学校保健の概念が薄いので、

 

「じゃあ、あなたは何をするの?」

となり、

 

保健指導とか、学校の衛生環境の向上とか、応急手当てとか....とあげつつも、保健指導をするにしても先生のクラスコントロールと言語サポートは必須だと思うし、学校衛生の向上って言ったって、事情も分かってないのに「何でベロニカバケツが空なの?」とかいきなり文句言えないし、応急手当って言ったって保健室も救急箱もないし....

 

まあ、とりあえず話してみたら

 

「授業のコマが埋まってるから、保健指導の時間をとるのは難しい」

 

と言われ、手詰まり感。

 

そりゃ、テスト前は勉強第一だ

 

 

学校保健の概念が薄い中で、

「学校保健のボランティアだよー」

って言っても、先生も困っちゃうよね。笑

 

 

とりあえず、小学校に最初入った時と同じように見学したいとお伝えすると、椅子を置いてくれて授業見学....

 

 

ただ、学校の様子を知りたいだけなのに教育委員会の所属で来てるもんだから、

「マスクの着用率チェックしてるの?悪いレポート書かないでね。」

と警戒されてしまう....

(というか、気にするならマスクつけようよ….

 

 

子供達が勉強しているのを眺めているだけって、悟りを開きそうな暇さだ。

 

 

 

暇というか、暇なのに何もできないというか...

 

時間の共有で関係性を作れるなら惜しみなく時間を使うんだけど、ただただ時間が過ぎてるだけな気がする。

 

 

そして帰ってから、活動の企画や夏休み後の授業準備なんかをするという、暇な時間をたくさん過ごしているのにやりたい活動のタスクが消化できない感じ。

 

 

このまま夏休み中、中学校に通い続けても、活動としての進展は見込めない気がする。

 

 

 

ということで、早々に音を上げてカウンターパートに相談することにした。

 

 

 

とりあえず、カウンターパートが学校巡回する時はついていって、ほかの時間に企画の準備をしよう。