258日目 活動報告【17】 世界手洗いの日(2021/10/15)
世界〇〇の日シリーズがまたやってきた。
日本にいるとあまり意識しなかった世界〇〇の日だけれど、保健指導するには本当に良いきっかけになる。
今回はガーナ人に教えてもらう前に知ることができたので、
「10月15日が世界手洗いの日らしいけど、何かする予定あるの?」
と聞くと、昨年は選んだ学校で出前授業をしたそうだ。
来週月曜から予定している保健教員研修の準備に追われていることもあり、直前に当たる金曜日を出前講座に使うのはイマイチかなとも考えたが、せっかくの機会なので授業をすることに決めた。
教材を準備してCPのところに持っていくと、学校を決めてコンタクトを取ってくれた。
事前準備
<計画>
今まで訪れていないどこかの学校で実施
<主な授業内容>
・手洗いのタイミング
・手洗いをする理由
・手を洗わないとどうなるか
・正しい手洗いの紹介(歌:幸せなら手を叩こうの替え歌)
・パンを使用した手洗いの実験
前日に手洗い実験用のパンを1セディで購入。
前回の手洗いの授業でビオレの歌が不人気だったので、今回は「幸せなら手をたたこう」の替え歌を使ってみることにした。
当日
学校Z 小学3~6年生 40分
学校Z 幼稚園1年生~小学2年生 40分
に実施。
中学年の2クラスくらいに向けて軽く授業をするつもりだったのに、校長先生がものすごくウェルカムしてくださり、2回に分けて全校生徒 約300人に授業することになった。
教材も歌も全部英語なので、低学年・幼稚園児には難しすぎる感じだったけれど、そこはCPのトークテクニックでうまく子供達を引きつけてくれた。
歌に関しては、ビオレよりは元々知ってる曲だけあってテンポが掴みやすかった様子。
最初からオリジナルの合いの手を即興で入れてくるのは流石ガーナの子供達。
でもやっぱり、高学年にとっては月経や熱中症の授業のように目新しい知識というわけではないので、それと比較すると授業に対する熱量が低い印象。
まあ、そこは仕方ないのかなー。
ただ、パンを使った実験はみんな興味が湧いた様子だった。
先生に渡したから結果は見れないけど、うまくカビよ生えておくれ…。
(Dirty:手洗い前、clean:手洗い後の手で触ったパンで、Dirtyの方が先にカビたら成功)
100点満点の授業には至らなかったものの、そこそこの授業は実施できた。
お願いしたわけでもないのに先生主導で大量に写真撮影をしてくださり、JICAに送ってもOKとのことだったので、報告したらFacebookに上げてもらえることになった。
朝の打ち合わせの時に校長先生にどのガーナ食が1番好きか聞かれて、「アボム&アンペシだよ!」と答えたら、講義が終わって帰る時にキャッサバ、プランテーン、コントンブレ、ターキーベリー、卵など、大量の食材をくれた。
金額に換算すると破格のおもてなし….。
まさかのプレゼントに喜びつつ、でも自分で調理できないよなーと考えていたら、当たり前のようにCPが「このままうちに来るでしょ?」と言ってくれた。
ただただ、シンプルにありがたい。
アボム&アンペシ、美味しくいただきました。
加えて、もう1つ嬉しかったことが、継続して通っている学校の校長先生が
「世界手洗いの日に合わせて手洗い指導したよ!」
と動画を全スタッフ&全校長のグループトークに投稿してくれた。
そんな風にSNSを活用しての啓発情報発信は意識づけにいいなと思う。
(先生はいい絵面をとるのに一生懸命になってしまうけれど。笑)