191日目 ガーナの教会は日本と全然違う(2021/08/08)
日曜日は教会の日。
任地にいる日曜日は教会に行くことにしている。
教会の日はみんな着飾って綺麗な服を着る。
礼拝ももちろん大切だけど、大事な社交の場にもなっている。
ガーナの教会はいろんな系列がある。
マタディス、メソジスト、アセンブリー、プレスビー、、、、などなど。
違いはよく分からないが違いがあるらしく、だいたいの人が親と同じ系列の教会を信仰するようだ。
私が通っているのはアセンブリー系。
特に選択に意味はなく、同僚やご近所さんが同じ教会に通っているので、一緒に通わせてもらうことにした。
教会の様子は日本とまったく違う。
電子ピアノ、ドラム、エレキギターの生演奏に合わせて、爆音かつ最大限エコーがかかったマイクで賛美歌を歌う。
それに合わせてみんなもリズムに乗って歌って踊るので、ショーのような迫力がある。
聖書の一節とともに牧師さんのお話があるのは同じ。
ただ、牧師さんの話の節々に歓声が上がって賑やかだなと思う。
お話の後は、リズミカルなマイクパフォーマンスのお祈りが続く。
牧師さんの爆音のお祈りに合わせて、みんな思い思いのお祈りを捧げる。
壁に向かう人、椅子にひざまづく人、寝そべる人、叫ぶ人、手を叩いている人、踊ってる人...。
教会内は異様な空気感に包まれる。
あまりに情報過多なので、私は目を閉じて音に耳を傾ける。
音酔いする感じは嫌いじゃない。
最後は献金。
爆音の音楽に合わせて踊りながら前の献金箱まで行って、お金を入れる。
今日は特別礼拝らしく、キリストの血と肉を表す赤ワインとパン(の代わりの薄いせんべいみたいなもの)をもらった。
礼拝の前後には聖書を学ぶ学習会のようなものもある。
今週は何かの週らしく、毎日夜礼拝があった。
夜礼拝はみんな着飾らず、むしろオフモード全開の格好に少し驚いた。
そこは気にしないのね….。笑
「宗教」と言われると、少し身構えてしまう部分がある。
ただ、日本以外の国に目を向けると何かしらの具体的な宗教を大切にしている人たちが多いわけで、彼らの宗教を知ることは彼らが何を大切にして生活しているのかの理解につながるんじゃないかと思っている。
そんなこんなで、今日も今日とて私は教会に行く。