70日目 コロナがガーナにもやってきた(2020/3/17)
先日、ガーナにも遂にコロナが入りました。
やっぱりアフリカにも来ちゃったか..
広がらないといいけど、と願うばかりです。
コロナが入ってからというもの、少しピリついた空気感を感じる。
ラジオからはコロナの話題ばかりが流れている。
首都のスーパーではビニール手袋装着で買い物するようになった。
【入口で配られる。店員さんは顎マスク。笑 感染対策とは!】
首都では
「コロナ!国に帰れ!」
と通りすがりの人に言われたり、
「コロナがうつる!喋るな!」
とバスの中で警察官に言われたり。
バスに乗車拒否されたという話も聞いた。
医療が脆弱な国ほど、病気になった時にやばい、というのは現地の人も感じてるみたいで、その分を過剰にピリつくのは当たり前な気がする。
ただ、1日に何回も言われると正直しんどい。笑
首都住まいの人はほんまに大変やー...。
さて、そんな土日を首都で過ごして、任地に戻ってきた。
まだ活動開始1ヶ月。
任地でも「国に帰れ!」と言われたらきっとすごくへこむ。
月曜日、近所&職場の人がどんな反応をするのかちょっとドキドキしながらの出勤。
昨日、学校の休校、1ヶ月間教会やモスクでの集まりの禁止などの通達が政府からあった。
だからもちろん職場はコロナの話題が中心。
ただ、職場も近所の人もみんないつもどおり笑顔で挨拶してくれる。
「首都で国に帰れって通りすがりの人に言われたー。他の国の隊員も何ヶ国か日本に帰国になったよー。私も帰ることになったらどうしよー。」
とCPに話すと
「そんな言葉気にしないで。あなたが帰ることになったら、止めてあげる。私の家に住めばいいわよ。」
と言ってくれた。
きっとCPの権力じゃ絶対に止められない帰国だけど、すごく心が温かくなった。
任地のマーケットは人混みがすごい。
そんな中、誰かが「コロナヴァイロス!」と叫んできた。
「彼女は日本人よ、前からここに住んでるわよ。」
と、叫んだ人の隣にいた知らない人が説明してくれた。
毎日毎日、目があった人に挨拶しまくってチャイナと呼ばれるたびにジャパンだと浸透させたのがここで活きるのか。笑
町中でもちらほら感染対策?を見かける。
手袋をバラ売りしてる人、なぜか利き手だけ手袋をして町中を歩いてる人、布を口に巻いている人、建物に入る前に手を洗えと簡易手洗い所を設置してる施設。
【職場の簡易手洗い所。職場には水道設備がないから普段手を洗えない。(ペットボトルの水を持参してた)と思ってたら、手洗いバケツ持ってたんかい!常設しようよ!笑】
買い占めしないでねーとスーパーから呼びかけがあったり。
ガーナもガーナなりのコロナ対策をやってる。私はウィルスが蔓延しないことを願うことしかできない。
今、看護師続けてたら現場で働けてたのになーとかちょっと思ってしまう。
他の国の国境閉鎖、アジア人差別、感染の重症化時の医療施設の不十分さとかを考慮して、このままいくと緊急帰国になりそう。
まだ活動の情報収集&企画してて何も始まってない段階で帰国になるのはなんだかな、もう少しガーナがコロナに対してどんな対策をとっていくのか現地で見ていたいなーって気持ちは大きいけれど、安全には変えられない。
今滞在してても活動どころじゃない感じはあるしねー。