63日目 ただの感想①(2020/3/10)
ガーナに来て2ヶ月。
CPにくっついて学校巡回したり、一日事務所でCPを待ってても誰も来なかったり、ぼちぼち活動っぽいことも始まってきた。
救命病棟24時第3シリーズ見て、途上国の医療現場で仕事したい!って思ってからもう15年も経つらしい。笑
紆余曲折しつつも「途上国×医療」という大筋は変わらず、やっとここに来れたのは控えめに言ってもものすごく嬉しい。
あーやっとガーナに来たんだーと幸福感に浸りつつ、日本の友達&家族に会いたいなーと寂しくなりつつ毎日過ごしております。笑
日本で私が想定してたよりSHEPコーディネーターとGHSは連携して仕事をしているみたい。
「GHSと連携できてて、いい感じやん!」と思う反面、ガーナで「こんな感じのワークショップやりたいなー」とざっくり考えていた内容をことごとく国連や赤十字やNGOがやっているぽくて、何しよう.....という感じ。笑
私の協力隊としてのミッションは簡単に言うと
・学校の衛生向上
・モデル保健室設置
・疾病予防知識の向上
だと理解している。
学校配属みたいにコツコツ授業をするわけでもないし、どちらかと言うとコミュ開よりな活動になりそう。
病院で看護師として働いていた時と違って、やるべき仕事は何も決まってない。
自分の頭で考えて行動しないと、ぼーっとしてたらあっという間に何もせずに2年間が終わってしまいそう。
生活を見返すと取り組むべき保健課題はそこら中に転がってる。
トイレと言えるか微妙なトイレ、電気がない教室、飲水&手洗い用の水がない、炭水化物&油中心のご飯、ゴミだらけの道...まあ、上げだすときりがない。
途上国のこの雑多な感じが好きな私としては、これはこれでガーナスタイルとして、このままでもそんなに問題ないんじゃ....
と思う時もあるが、統計データを見たり実際に自分が体調不良になると
「日本で休憩したい」
と思うんだから、やっぱり病気の観点から見ると取り組むべき課題は多い。
ただ、やる気満々でガツガツ活動しても、私が帰国した後に「実は私がやったことは全部私の押し付けでした。ガーナ人は実は必要だなんて全く思ってなくて、私がいなくなったら全部無かったことになりました。」というのは辛い。
はたまた、「全ては金だ。お金を持っていて貧しい人を助けたいと願う心優しい日本人に寄付を募って金を集めて衛生的なトイレを設置しよう!」っていうのも違う。
闇雲な先進国からの寄付は、ガーナの未来をガーナ人達から奪うきっかけになると思う。
とりあえず直近の活動としては
・モデル保健室の設置に向けたモデル学校選定
【他地区にある私立学校の保健室。校長や先生、保護者の寄付で成り立ってる、らしい。素晴らしい。私の管轄内の学校にははまだ保健室はない。】
・ティッピータップ設置に向けたワークショップの準備
【ティッピータップ。これを発明した人は天才だと思う。】
をすすめる予定。
CPの反応も良さそう。
うまく行くといいな~。