143日目 28カ国で禁止されている薬を常用したら…?(2021/06/21)
ガーナに住む上で怖い病気上位に食い込むマラリア。
蚊に刺されることで感染する。
そして、全然マラリアに免疫がない日本人がマラリアになると本気でやばい、ということで予防薬としてLariam(メフロキン)という薬を週一回飲んでいる。
「月曜日はメフロキン内服日」ということで、LINEで通知が来るように友達が設定してくれたおかげで、ここ2ヶ月飲み忘れなくきちんと飲めている。
さて、その副作用の話を書こうと思って調べたら、実は私が今飲んでる薬は精神的な副作用のを理由に28カ国で禁止されているらしい。
えええ、なんてこった。笑
Wikipediaによるとメフロキン内服による精神症状には『悪夢・幻視・幻聴・不安・抑うつ・異常行動・自殺企図』があり、『眩暈・頭痛・不眠・明晰夢』は最大25%出現するらしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%AD%E3%83%B3
(英語で検索するのが面倒だからって看護師なのにWikiから拾うなよ、と言わないで…。笑)
ということで2ヶ月間欠かさず飲んだ結果、見事に悪夢を見るようになった。笑
もともと夢はよく見るほうだし気持ちの問題なのかもしれないけど、明らかに悪夢っぽい悪夢を見る回数が増えた。
ただ、同時に明晰夢でもあるので
「うわ、私メフロキンのせいで悪夢見てるよ…」と思いながら、嫌な夢を眺めてる感覚。
なんだか変な感じ….。
そして、追い討ちをかけるように体内時計が狂っているニワトリが夜中の3時に鳴き始める。
そしてそして、追追い討ちをかけるように朝4時50分に近所のモスクからアザーン(礼拝の時間だよ!と教えてくれる放送)が毎日流れる。
ということで、毎日朝起きるのがとても早くなった。
ちなみにメフロキン以外に予防薬がないのかというと、もう一種類JICAでもらえる違う薬があるけれど、副作用の色素沈着でシミが増えるらしい。
そうなると
(悪夢&明晰夢)vs(シミの増加)vs(マラリアに罹った時のやばさ)
を比較すると、まあメフロキン内服が妥当かなと思う。
こんな風に書くと、副作用がしんどいという話っぽいけれど、実際のところは悪夢を見ても「メフロキンのせいだー」と思いながら悪夢を見ているので、一周回ってあまりメンタル的にあまりしんどくなかったりする。
それに落ち込むことがあっても、「妖怪のせいならぬメフロキンのせいか」と思うので変に落ち込むことが減った気がする。
とはいえ、これだけ副作用を体感している中で、メフロキン耐性のあるマラリアに罹った日にはとても悲しい気持ちになる気がするので、引き続き防蚊対策をしながらオニャンコポンに祈ろうと思う。