307日目 活動報告【20】 応急手当と個人衛生の教材提供(2021/12/03)
先日、久しぶりに前によく通っていた学校に訪れると
「個人衛生についても指導したい。
なんかいいアイディアないかしら。」
とのこと。
いいアイディアはすぐに思いつかず、活動と並行してどんな授業教材がいいか色々考えているうちに子供達はテスト期間に突入してしまった…。
最近、他の隊員に
・紙芝居は保健指導の時に子供達の興味を惹きつけるのに良い
・自分がいなくなった後も教材を使った授業を継続しやすい
というのを教えてもらい、それはものすごくいい考えかもしれないと、個人衛生に関しての紙芝居を作ってみることにした。
ワークショップで余ったフリップチャートを再活用。
1人の紙芝居作成はストーリーを考えるにも、絵を描くにも時間がかかってなかなか教材を作るのが大変だった。
(なんだか看護学生の地域実習みたい)
「個人衛生(Personal Hygiene)を教えたい」
と先生に言われた時に
「あれ…そんな授業受けたことがないし、誰にいつ教えてもらったか記憶がない…。」
と思い、だから自分がどうして教えたらいいかわからなかった。
体は毎日洗いましょう。
石鹸を使いましょう。
歯磨きをしましょう。
服を洗いましょう。
そんな当たり前のこと、学校で教えてもらわなくたって知ってるよ、と言えるのは、家庭内で親に教えてもらえたからだよと指摘された時、ハッとした。
わからないことに頭を捻っても仕方がないので、ガーナの先生は子供にどう教えているのか詳しく聞き取りをして紙芝居を作成。
・爪を切るのに、道で拾ったカミソリを使わないように教える。
・歯ブラシが家庭に1本を共有している家もある。
というのが特に驚いた内容。
「シャワーは朝夕で浴びる」というのを標準スタイルとして教えるのは、暑い国ならではなのかなと思った。
石鹸にしてもそうだけど、子供が「モノを買ってもらえない」と言った時の解決策はどうしたらいいんだろう。
と書きつつ、知らないよりは知っていた方が良いので、授業教材作成。
以前に授業する約束で応急手当の教材も作って渡したものの、保健担当の先生が風邪を引いてたり、学校の予定が詰まってたりと授業するタイミングが合わず。
やっぱりたまに訪問する学校で授業を計画して実施するのは難しい。
子供達の反応が見れないのは惜しいけど、使ってくれるといいなー。