184日目 ただの感想⑤(2021/08/01)
ガーナに「昭和」を感じる。
平成生まれの私は昭和を知らない。
あと10年もしたら、令和生まれの子達に「平成とか、昔じゃん。」とかきっと言われるんだろうな。
昭和を知らないくせに、ガーナにいると、
「ああ、なんだか、昭和。」
と言いたくなるようなことがよくある。
「Always 3丁目の夕日」みたい、という感覚。
夜にみんなで集まって、小さなテレビに群がって外でサッカー観戦してる時。
外に干してある男性の下着が、ほとんど白ブリーフと白タンクトップな時。
トラックの荷台に人が乗ってるのを見かける時。
オフロードが突然整備されて綺麗な道になった時。
ただの通りすがりのマダムが、悪いことをした子供を全力で叱ってる時。
「これからガーナはどんどん発展するんだ」とガーナ人がキラキラした目で語る時。
【首都郵便局のP.O. BOX】
「昭和の日本を旅したらめちゃくちゃ面白かっただろうなあ。」とたまに旅好きの人と話す。
絶対に今の日本の方が快適なはずなのに、そうゆう泥臭い感じに憧れるし素敵だなと思うのはなんでなんだろう。
もう絶対に体験できないことに対する好奇心なのかな。
ただ昭和に戻るといろんな選択の制約が増えるだろうし、結局ないものねだりなんだろうな。
帰国まで、あと半年を切っていて正直すごく焦ってる。
日本に帰りたくないわけじゃない。
任期延長もしないつもりだし、日本に帰るのもすっごく楽しみ。
楽しみな未来が待ってるはずなんだけど、帰国したらきっとまだまだガーナで活動できる他の隊員や他の国で活動する同期を羨ましく思うんだろうなー。
結局それも無い物ねだり。
隣の芝はいつだって青い。
さて、今の時間を大切にしてまた明日から頑張ろう。
(今日3時間もお昼寝しちゃった。笑)